専業ブロガーが尿管結石になって地獄の痛みを味わった話

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専業ブロガーとして日々記事を書いている筆者ですが、ある日突然、想像を絶する痛みに見舞われました。

痛みで貧血を起こし、病院で診断を受けた結果、尿管結石でした。

多くの人が一度は耳にしたことがある病気かもしれませんが、その痛みは実際に経験しないとわからないほど辛いものです。

筆者自身もこの痛みを味わい、まさに地獄のような経験をしました。

今回は、尿管結石の地獄の苦しみとどのように対処したのかを詳しくお話ししたいと思います。

この記事を通して、同じような状況になった際の予習や、尿管結石について知りたい方に少しでも役立つ情報を提供できれば幸いです。

尿管結石とは

正式名称は尿路結石症といい、腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる疾患です。

結石のある部位によって腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と分類され、シュウ酸カルシウム結石、リン酸カルシウム結石、尿酸結石、及びこれらが混在する結石がみられます。

疝痛発作(突然に生じる激しい痛み)、血尿が典型的な症候です。

腎結石は無症候のうちに経過することが多いのですが、これが尿流に沿って尿管内に落下し、結石による尿流閉塞と腎盂内圧の急上昇によって、腰背部から側腹部にかける激痛や下腹部への放散痛が生じます。夜間や早朝に起きることが多く、通常、3~4時間持続します。一部には腎盂腎炎を併発し、38~40度の発熱を呈することもあります。下部尿管に位置する結石では同時に膀胱刺激症状を伴うことも多く、頻尿、残尿感が起こります。

腎結石は無症状で経過することが多いため、検診などで偶然発見されることもあります。腰部の鈍痛のみが自覚されたり、結石周囲の細菌感染のために膿尿や細菌尿のみを認めるということもあります。
膀胱結石、尿道結石では膀胱刺激症状の他、尿流の途絶が生じることがあります。
結石の排出時には、通常、排尿痛や違和感を伴いますが、無自覚に排石されることもあります。

(引用:尿路結石とは/東京女子医科大学病院

尿管結石の症状

尿管結石という名前はみなさんも聞いたことがあると思いますが、実際に経験したことのない方はどのような症状でどれほどの痛みが発生するのか想像するのは難しいでしょう。

そこで、まずは実際に筆者が経験した痛みにスポットを当てて説明していきます。

はじめはお腹の違和感

はじめは漫画を読んでいた時のちょっとした違和感から始まりました。

特に痛みはないものの、「へその左側がなんとなく変だな」程度の違和感です。

この時は気にすることなく漫画を読み続けます。

しかし、2時間ほど経ってもこの違和感が消えません。

さすがに不安に思って胃腸炎を疑い熱を測ってみましたが平熱で、下痢や吐き気といった症状もなかったのでどうすることもできず漫画を読み続けます。

我慢できない痛みに

それから少しして、違和感ではなく明確な痛みが襲ってきます。

はじめはへその横がチクチクするような痛みだったのが、お腹の左全面から背中の方にかけてズキズキするような痛みに変わりました。

座っても横になっても、動いてもじっとしていても、何をしても痛みが和らぐことはなく、ようやく「これは何かおかしい」と思い始めます。

貧血を起こして倒れかける

気を抜くと倒れてしまいそうな痛みに襲われ、ここで貧血を起こします。

幸い意識を失うところまではいかず、保冷剤で体を冷やし、ポカリスエットとたまたま家にあったブドウ糖補給ゼリーを摂取して貧血の症状は落ち着いてきました。

貧血とは

貧血とは、全身に酸素を運ぶ役割を担っているヘモグロビンがうまく作れなくなり、体が酸素不足に陥る症状です。

貧血によって脳まで酸素が行き届かなくなると、脳のエネルギー源であるブドウ糖をエネルギーに変換できなくなってしまい、めまいや頭痛といった症状を引き起こします。

そこで役に立ったのがこちらのブドウ糖補給ゼリーです。

1包に10gのブドウ糖が含まれているヨーグルト味のゼリーで、どこでもすぐに糖分を補給することができます。

このゼリーがたまたま自宅にあったおかげで、筆者も足りなくなったブドウ糖を補給することができ、貧血の症状が落ち着きました。

それでもお腹の痛みは引かず、いよいよ危ないと判断してタクシーを呼び夜間救急に向かいます。

夜間救急で診断

自宅からタクシーで10分ほどのところに救急病院があったので、そこに向かうことになりました。

意識ははっきりしていたものの、病院に着いたら痛みのせいか熱も上がってきて名前や住所を書くのも大変です。

内科医が当直だったので、はじめに尿検査とレントゲン検査を行いました。

レントゲンではなにも写りませんでしたが、症状と尿検査の結果からおそらく「尿管結石」だろうとのことで、泌尿器科医の再診を仰ぐことになります。

泌尿器科医が到着するまで15分ほど病院のロビーで待つことになったのですが、少しでも気を抜くと倒れてしまいそうなほど痛みが強く、かなりしんどかったです。

嘘みたいに痛みが引いてあっさり完治

泌尿器科医が到着し話を聞いている途中で、嘘のように痛みが引いていきました。

診断結果を出すためにCT検査を行った結果、やはり「尿管結石」ということで、2mmほどの影が見えたのです。

ただし、その「結石」はすでに膀胱へ流れていました。

尿管結石の痛みは尿管に結石が引っかかることによって生じるものなので、それが流れてしまえば痛みは収まってしまうのです。

通常は痛み止めを飲んで結石が流れるのを待つことになるのですが、筆者の場合はすでに流れていたのでそのまま帰宅してよいとのことでした。

ちなみに、筆者は帰宅してから約2時間後の排尿で結石が排出されたので、これにて完治です。

一般的に、この大きさの結石なら平均1週間以内で自然排泄されるらしいのですが、筆者の場合は運良く診察中に尿管から結石が流れて、しかも当日中に排泄されてしまったのです。

痛みが出た当日中に完治するというのはかなり稀で、非常に運が良かったという話でした。

尿管結石になる原因と予防

尿管結石を発症する原因

結石とは尿に含まれるカルシウム、マグネシウム、尿酸などの成分が過飽和状態になって結晶化したもので、実は結石ができる原因はまだよくわかっていません。

一般的に体質遺伝や生活習慣、ある種の病気がおもな要因とされています。

尿管結石を発症しやすい生活習慣
  • 水分摂取量が少ない
  • 汗をかきやすい
  • 糖分、塩分をよく摂取する
  • ストレスを抱えている
  • 運動不足

このような自覚がある方は注意が必要です。

しかも、一度尿管結石を発症した場合、再発率が60%ほどと高いため生活習慣を見直すなどの予防が重要になってきます。

それでは、尿管結石にならないためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。

尿管結石の予防策

  • ①1日2リットル以上の水分摂取
  • ②バランスの良い食生活
  • ③適度な運動
  • ④就寝前に固形物を摂らない

上記が、筆者が病院の先生から聞いた尿管結石予防のアドバイスです。

1日2リットル以上の水分摂取

とにかく水分をたくさん摂取して尿量を増やすことが重要になります。

結石の素であるシュウ酸の少ない水や麦茶がおすすめです。

逆に、シュウ酸が多く含まれる玉露や抹茶などの緑茶、紅茶やコーヒー、ココアは控えた方が良いでしょう。

この話を聞いて、筆者もすぐにAmazonでペットボトルの麦茶を箱買いしました。

②バランスの良い食生活

塩分や糖分、脂肪分の多いものを食べすぎないようにし、食物繊維をたくさん摂る必要があります。

シュウ酸が多く含まれるバナナ、キャベツ、サツマイモ、ナス、ブロッコリー、ほうれん草、チョコレートなどの過剰摂取は控えるようにしましょう。

さらに、痛風で知られる尿酸の増加も結石発症につながるので、プリン体の摂りすぎは注意が必要です。

プリン体が多く含まれるレバー、あんこう、カツオ、イワシ、アジ、そしてビールや発泡酒などは控え目にして食生活を見直してみましょう。

③適度な運動

尿管結石の予防には適度な運動も欠かせません。

結石が微小のうちは水分摂取や運動によって自然に排出されます。

特に筆者のような専業ブロガーは長時間椅子に座って作業をすることが多く、運動不足になりやすいので注意が必要です。

結石予防にはジョギングのほかに階段昇降や縄飛びなど、上下に動く要素のあるものがいいと教わりました。

④就寝直前に固形物を摂らない

結石は寝ている間に作られることが多いようです。

というのも、人が寝ている間は水分を摂らないので脱水状態となりやすく、尿が濃縮されて結石の成分が結晶化しやすいからです。

もしも寝る直前に固形物を摂ってしまうと、その成分が就寝中に尿の中に排泄され脱水状態と合わさることで結石が作られる確率が高くなってしまいます。

結石を予防するためにも「食後はすぐに眠らない」「寝る前には適度な水分補給」を心がけるようにしましょう。

まとめ

以上、本記事では専業ブロガーの筆者が尿管結石を発症した際の地獄のような痛みと完治するまでのお話、そして尿管結石にならないための予防策を紹介しました。

みなさんも水分不足と食生活、運動不足に気をつけて尿管結石にならないようお過ごしください。