専業ブロガーとして生活している筆者ですが、実は子供の頃からアトピー性皮膚炎に悩まされています。
アトピーのせいで好きなことができなかったり、いろいろ我慢を強いられたこともありましたが、実はブロガーとしてのスタートを切った理由の一つでもあるのです。
ブロガーとして活動している人や、これからブログを始めたいと思っている人の中にも同じようにアトピーで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では筆者のアトピー遍歴やアトピーとうまく付き合うために実践していることについて説明していきたいと思います。
ちなみに、アトピーに悩んでいる人はもちろんご存知だとは思いますが、症状の重さも、薬の合う合わないも、症状が酷くなる原因も本当に人それぞれなのでネット上の情報をすべて鵜呑みにしないことが大切です。
本記事はあくまでも筆者が実践していることを紹介するものであって、万人に効果のある方法ではないことをご理解ください。
その上で、みなさんにとって何かしらの参考になれば嬉しく思います。
大人になってからアトピー再発→重症化
小学校低学年までは一目見ればアトピーだとわかるような状態でした。
それが次第に落ち着いてきて、高校生になった頃には薬さえ忘れずに塗っておけばほぼ目立たないようになったのです。
このままずっと落ち着いていくんだろうと思っていましたが、うまくはいきませんでした。
23歳の時にあることがきっかけでアトピーが再発、しかも今までにないほど重症化してしまったのです。
当時は皮膚科で処方されたステロイド薬を塗って発疹を抑え、抗ヒスタミン薬を飲んで痒みを抑え、なんとか肌の回復を待つという苦しい日々を送っていました。
それが今では、いくつかの気をつけなければならない点を守る生活を続けることで滅多に症状が出ることはなくなり、再び快適な生活を送れるようになったのです。
次の章からは、筆者がアトピーの症状を抑えるために実践していることを紹介していきます。
生活の中で気をつけていること
筆者はこれまでの人生経験によって「これをしたらアトピーが酷くなる」というのが自分でほぼわかっています。
それが以下の4点です。
上記の要因を可能な限りすべて排除するという少々強引な方法を取ることによって落ち着いた生活を送れているので、万人向けの話ではないかもしれません。
それでも、何かしらの参考になる部分があるかもしれませんので、ご一読いただければ幸いです。
アレルギーの原因を取り除く
花粉対策
筆者の場合、花粉症は春と秋の両方で重症化します。
花粉症の重症化とともにアトピーの症状もひどくなるので、この時期はできるだけ外出しない生活を送っています。
家の窓は決して開けず、どうしても外出しなければいけない時は帽子と眼鏡とマスクを着用した上で、こちらの「イハダアレルスクリーンEX スプレータイプ」を顔に吹きかけて徹底防御体制を敷くのです。
メイクの上からも使えるスプレータイプ。
顔・髪用、花粉、ウイルス、PM2.5から守る。
天然温泉水配合。
資生堂特許技術、花粉等の付着を抑制するイオンの透明ベール。
お出かけ前にシューッとひとふきするだけで、花粉・ウイルス・PM2.5の付着を抑制。肌と髪に寄せ付けない。
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筆者の場合は問題ありませんが、肌に合わない場合は使用をお控えください。
カビ・ハウスダスト対策
基本的に細かい掃除は毎日、家全体の大掃除を週に一回行うようにしています。
また、寝室とリビング、作業部屋にはこちらの「エアドッグ空気清浄機」を置いて24時間稼働させています。
・基本操作はワンボタンでOKの新オペレーションシステム搭載
・センサーの色で空気の汚れが「見える化」
・ハイパワーなのに驚くほど静か
・フィルター交換不要でお手入れランプが点灯したら洗うだけ
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ペットのいる家庭やアレルギー持ちの方に最適な空気清浄機です。
汗・寒暖差対策
1年中快適な温度と湿度を保てるよう、エアコンと加湿器はほぼ24時間フル稼働です。
筆者の住む北海道の夏は湿度が低く、エアコンですぐに乾燥してしまうので夏でも加湿器は手放せません。
また、健康的な生活を送るために適度な運動が奨励されていますが、こういった理由から運動も避けるようになってしまいました。
それでも外出などで汗をかいてしまった場合は帰宅後すぐにシャワーで洗い流すよう心がけています。
自宅ではエアコン・加湿器ともにシャープのプラズマクラスター搭載モデルを長年愛用しています。
プラズマクラスターを選んでおけば間違いないだろうということで昔から我が家ではSHARP一択です。
アトピー患者やアレルギー持ちの方には必須の家電といっても良いのではないでしょうか。
猫対策
家族の一員でもある愛猫ですが、実は慣れてしまえばほとんど症状が出ることはありません。
猫アレルギーを持ちながら猫を飼っている方の多くは共感してくれるのではないでしょうか。
それでも時々鼻炎の症状が出ることはあるので、抗ヒスタミン薬を処方してもらって凌いでいます。
睡眠不足にならないように
睡眠不足の翌日ときちんと睡眠をとった翌日では明らかに肌のハリが変わります。だと、まず顔(頬とおでこ)が荒れます。
なので、
最低でも1日6時間睡眠
眠たくなったら積極的に昼寝をする
この2つを心がけるようにしています。
まとめブログ運営時代はこれができずに顔の湿疹がなかなか治らない日々が続いていました。
筆者がこだわって愛用している寝具についてはこちら
食事管理は徹底的に
筆者が意識しているのはアトピーに良いとされるものを積極的に食べるのではなく、アレルギー症状が出る食品や体に合わないものを徹底的に排除するという方向性です。
まず、アレルギー症状が出る食品の排除に続いてお酒を飲むのをやめました。
元々強い方ではなかったことに加えて、アルコールを摂取して体温が上がると寒暖差によって痒みが生じてしまうからです。
そして「酸化した油の排除」です。
筆者の場合、特にこの酸化した油との相性が悪く、少しでも摂取すると翌日には顔から足まで湿疹がでます。
そのため、インスタント食品・スナック菓子・作られてから時間の経ったスーパーの惣菜、コンビニのホットスナックなどは一切食べなくなりました。
マーガリンと植物性生クリームも合わないので、それぞれバターと動物性生クリームを使うように徹底しています。
自炊する際の油は酸化しにくいオリーブオイル・ごま油・コメ油を使い、揚げ物で使用した油は酸化してしまうのでもったいないですが一度で捨てるようになりました。
たくさんの種類があるオリーブオイルはエクストラバージンオイル一択なのですが、加熱用はスーパーで売ってるようなお手軽価格のもので十分です。
スキンケアと全身の保湿
アトピー患者にとってもっとも重要なのが保湿ではないでしょうか。
ちょっとした乾燥から痒みが生じて症状の悪化に繋がることは珍しくありません。
体を清潔に保ってきちんと保湿をすることが、症状軽減の第一歩となります。
しかし、清潔にすると言っても洗いすぎて皮脂を過剰に落としてしまうと肌がダメージを受けて乾燥してしまうので、やりすぎないことが大切です。
筆者の場合、保湿は朝の洗顔後と夜の入浴後、そして寝る前の3回は最低限で、乾燥が気になった時にはその都度対処するようにしています。
夏場は皮膚科で処方してもらう「ヒルドイドローション」、その他の季節はこちらの「ヴァセリン アドバンスドリペア ボディローション」を愛用しています。
うるおい成分が肌の奥まで浸透し、うるおった肌が一日中続くボディローション。
敏感肌の方も使用できます。
ヴァセリンジェリーを再微粒化したマイクロドロップレット技術によりお肌の深部にしっかりと浸透し肌をしっかりと保護します。
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極度の乾燥肌+敏感肌の筆者でも、しみたり肌荒れを起こすことはなく、長時間しっとり肌をキープできます。
これ一本で顔から足先まで全身に使用できる使い勝手の良さと優しい使用感に惹かれて5年ほど使い続けている商品です。
筆者の場合は問題ありませんが、肌に合わない場合は使用をお控えください。
ストレスを溜めない
最後に、ストレスを溜めないことこそが筆者にとって最大のポイントになります。
下記リンク内の記事で少し話していますが、筆者は23歳の時に体を壊して当時夢だった自分のカフェを開くことを断念しています。
筆者のアトピーが再発したのはちょうどこのタイミングです。
なので自分の中では
働きすぎによる肉体的疲労
働けなくなったことによる精神的疲労
将来への不安
アトピーの再発はこれらが合わさった結果だと思っています。
このようなことがあったからこそ、筆者は最終的に専業ブロガーとして生きていくことを決意しました。
自分の努力次第で時間を好きなように使える専業ブロガーなら、ストレスを溜めずに好きなことをやって生きていけると思ったのです。
ここまで紹介してきた方法を実践し続けることで、今では滅多に重症化することなく、うまくアトピーと付き合っていくことができています。
症状が出始めたら
それでも時々、症状が出てしまうことはもちろんあります。
その場合は、皮膚科で処方してもらう塗り薬(ステロイド)と飲み薬(抗ヒスタミン薬)で「とにかく早く症状を落ち着かせること」を優先するようにします。
まとめ
以上、専業ブロガーがアトピーとうまく付き合っていくためにしていることを紹介しました。
筆者の場合、重要なのは
- アレルギーの原因を断つ
- 食事と睡眠
- スキンケアと保湿
- ストレスを抱えない
この4点です。
アトピーの症状軽減にはどうしてもお金と手間がかかってしまいますが、それで辛い生活を送らずに済むなら安いものだと思って割り切っています。
冒頭でも説明しましたが、アトピー性皮膚炎の症状や対処法は人によって違うので、本記事はあくまでも参考程度に見ていただければ幸いです。